啖呵担架短歌

ショートソング (集英社文庫)

ショートソング (集英社文庫)

小説中に出てくる短歌がほんといい。
今度歌集でも買ってみるか。

しかし本当にぐっときたのはこの台詞。

「伊賀さん、国友くんの歌を大絶賛してた……。わたし、作品をほめるときも、けなすときも、一生懸命で嘘を絶対言わない伊賀さんて、すごいと思う。けなすときも慎重に言葉を選ぶし……」
「けなし言葉とほめ言葉は、同じ重さじゃないと思うんだよ。人は生まれてから常に死に向かっているから、ほっておくとネガティブなほうへ傾く、だから絶賛のほうをたくさん浴びるくらいでないとだめなんだ。批判をするなら、より高いレベルの絶賛がいつか生まれるように、作者本人に届くような言葉をつかわないとだめだ」(p.43)

おれも伊賀さんのようになりたい。
そして、人より多少生き急ぎ、ほっておかなくてもネガティブになるこのワタシ。
ワタシに会ったり、メールすることがあったら今度からベタボメするように!!www