妄想は果てしなく
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: 単行本
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読了。残念ながらワタシの数学の知識ではすべて理解することはできなかったが、読みものとして単純に面白い。
高校時代、ミルカさんやテトラちゃんのような女の子がそばにいてくれたら…
ぼくの人生はもう少し違ったものになっていただろうにw
読んでいてそうだよなーと納得する一説があったので、以下、写経。
「どうして、みなさんそんなに何でもできるんですか」
「みんな、好きなことをやっているだけなんだよ。(中略)ミルカさんはさておき、僕は大勢の前で話すのは得意じゃない。でも、数学は好きだ。好きだからやっている。そういうことだよ。テトラちゃんも、何か好きなことあるんじゃない?」
「英語が――好きですね。とても好きです。」
「いま、君のカバンの中に、英語の本が入っているでしょう。それから、本屋に行ったら真っ先に洋書コーナーに向かうでしょう。違う?」
「はい、先輩。その通りです……よくわかりますね」
「僕もそうだからね。僕の場合は、理数系の本棚に向かう。どこの本屋に行ってもそうだ。いつも行く本屋なら、どこに理数系の本が並んでいるのか覚えている。棚を見ただけで新刊を見つける。そういうこと。僕は、自分の好きなことをしているだけなんだよ。好きなことに時間を使う。好きなことに手間暇かける。誰でもそうだよね。深く、深く、考えていたい。ずっと、ずっと、思っていたい。好きってそういう気持ちでしょう?」(p.95)