太郎丸博先生のブログより

http://sociology.jugem.jp/?eid=210

特に後半のくだりが参考になる。

一度問題が設定されてしまえば、あとは比較的簡単に議論を進めることができる場合が多いので、問題設定こそが高いハードルとなりやすい。特に若い研究者の場合、自分の個人的な関心や指導教員の言うなりに研究をしていることが多いので、他者にとって自分の研究がどんな価値を持ちうるのかちゃんと理解できていないことが多い。このような問題をクリアするために重要なのが学説の歴史に関する知識である。もちろん社会問題などとの関連で問題を定式化する方法もあるが、王道は学説の流れの中に自らの研究を位置づけることである。しかし、若者は自分の言語ゲームを作ることだけで精一杯で、他人を説得するということまで頭が回らないことが多い。

ううむ。。耳が痛すぎる話である。。